私は2020年5月に結婚式を予定していました。コロナの影響で2回延期し、2021年4月に結婚式を行いました。
私たち夫婦のように、コロナ渦で結婚式を延期・中止されたカップルは多いのではないかと思います。
私たちはコロナがこの世界に存在しない、2019年6月に式場と契約したため、日程だけでなくいろいろなことが当初の計画通りではありませんでした。
これから結婚式を予定しているカップルの皆さん、コロナの感染状況が気になり結婚式の準備も不安や心配が大きいですよね。
私もこの1年、コロナに振り回され延期を重ね、そんな思いでずっと過ごしていました。
延期の決断は本当に辛かったですし、欠席者も少なくはなく準備期間は楽しめず、悩むことも多かったです。
自暴自棄になってしまった時期もあり、結婚式のことを考えたくない!とさえ思っていました。
でも、結婚式当日はその苦労が一瞬で消えるくらいとても幸せな1日になりました。
延期したことで結婚式の対する気持ちの変化があり、感染対策をしながらこの状況下でも結婚式を諦めず、自分たちもゲストも満足度の高い結婚式をしたいと思いました。
その中で、常に考えていたことは
今までの(コロナ前)結婚式の当たり前を疑う
ゲストが来てよかったと思う結婚式にする(ここは絶対)
自分たち・ゲストの満足度に直結しないことはばっさりきる(お金をかけない、やめる)
ということです。
夫婦でよく話し合い、結果的に中身も、費用面もゲストからの反応も想像以上に満足度の高い結婚式になったと思っています。
大変な状況でも負けずに、工夫したことや節約したことをまとめましたので、今後結婚式を控えているカップルにお役に立てれば嬉しいです!
私たちが結婚式を挙げるまで
式場との契約、二度の延期~迎えたコロナ渦の結婚式
2019年3月に夫からのプロポーズがあり、入籍は同年7月でした。
プロポーズ後、4~5月にかけて都内の式場見学を5件ほどへ行きました。(専門式場3件、ホテル2件)
都内のホテルで契約、招待人数は約100名予定、初期見積もり490万円
一度目の延期、最初の緊急事態宣言が出る直前の3月下旬に決めました。
二度目の延期、コロナの年内終息は厳しいと判断。延期日はゲストに伝えませんでした。
(年内はやらない・早くても来春とだけ伝えました)
このときが一番気持ちが落ち込んでしまいました。
3回目の緊急事態宣言が出る1週間前でした。
3月下旬に二度目の緊急事態宣言が解除されたものの、4月に入り感染拡大している状況でした。
招待人数を減らしたこと・欠席者も出て最終的にはゲストは68名になりました。
コロナ渦でも結婚式を挙げた理由
コロナ渦で結婚式を挙げることに対して賛否両論あると思います。
ネットで知らない誰かの意見に傷ついてしまう花嫁さんも多いと思います。
実際に私もTwitterなどで、結婚式に招待された人が、「この時期に迷惑・やるならば親族だけにして欲しい」など
反対意見を目にする(目にしてしまう)ことがありました。
でも、それはひとつの意見。その意見が間違っているわけでもなく、反論するつもりもありません。
人それぞれ、立場や状況が違うので考えや判断が違って当たり前だと思います。
延期を重ねてもコロナの感染状況は良くなるどころか悪化していること、妊活を本格的に取り組みたいこと、その他、自分自身を取り巻くさまざまな状況を冷静に考えました。
そのときに今結婚式を諦めるより、これ以上延期をすることの方が後悔すると思いました。
私達は夫婦で結婚式に対しての考えが割れることもなく、家族・親族・会社から結婚式を行うことに対して反対を受けることがありませんでした。
二度の延期をしてもすぐに出席の返事をくれて、楽しみにしてくれていた友人たちの存在も大きかったです。
私も招待された側で考えたときに、今時期でも結婚式の招待されたら出席すると思いました(実際に1件、出席しました)
式場の対応も良く、延期に関しては期限もなく、規模縮小をしても料金も発生しないことから人数が減っても友人も招待して結婚式をやろうと思いました。(キャンセルした場合は料金が発生)
もし、周囲に反対されていたら残念ながら諦めていた可能性が高いです。
結婚式を無事にできたのは夫、家族、友人、会社の人、式場の方々のおかげだと思います。
工夫したこと・節約したこと
①持ち込み料がかからないものは積極的に持ち込みする
私達の式場は持ち込み料金がかかるもの・かからないものがありました。
衣装やヘアメイク、引き出物は持ち込み料金がかかりますが、ブーケ、両親の贈呈用の花束、ペーパーアイテムはかかりませんでした。
引き出物もゲスト宅へ直接届ける宅配サービスを利用したので、結局持ち込み料かかりませんでした。
衣装・ヘアメイクに関しては強いこだわりがあるわけでなかったので、式場提携先の衣装店でドレスをレンタルし、ヘアメイクも式場でお願いしました。
ペーパーアイテム(招待状・席次表)は式場より外注のほうが圧倒的に安かった(半額以下)ので外注することにしました。
私達はピアリーさんでお願いしました。ピアリーは他にもウェディング関連のサービスを提供しています!
ブーケは1つプランでついていたので、お色直し用のブーケ・両親の贈呈用花束は都民共済ブライダルでお願いしました。
こちらも式場より少し安く、2万円近くの節約になりました。クオリティーも全く問題なかったです。
都民共済に加入者(県民共済も可)が利用できるブライダル関連のサービスで割引価格で提携先の式場の利用・衣装のレンタル・引き出物、プチギフトの購入ができます!
都内だと東池袋にあり、相談窓口があるので結婚式を検討されている方がいたら是非一度行ってみてください。
都民共済に加入していなくても見学はできますし、その場で加入もできます。
②WEB招待状を利用
私たちは延期を2回したので最初の招待状は招待者全員に郵送で案内をしましたが、2回目と3回目は費用もかかるので友人への案内はWEB招待状にしました。
利用したのは楽々Web招待状で、費用は0円でした。こちらはすべて無料で利用できます。
作成もとても簡単でおしゃれなデザインがたくさんあります。ゲストもスマホから返信でき、サイト上で出欠管理ができるので私達もとても便利でした。
③セレモニーを極力なくす(シンプルにする)
挙式では密防止、飛沫対策のため、結婚式でよく行われる挙式のフラワーシャワーとブーケトスをなくしました。
その代わりに、四重奏でディズニー映画、アラジンの「ホール・ニュー・ワールド」をミニコンサートという形で演奏してもらいました。
チャペルでの生の演奏はとても感動的でゲストにも好評でした。
人が集まる写真撮影の時間を減らすため、新郎新婦のファーストバイトはしましたが、よく行われる母親へのラストバイトなどはせず自分たちだけ行いました。
お色直しで入場した後のテーブルラウンドではキャンドルサービスやビールサーブなどの演出はせず、テーブルごとの写真撮影のみにしました。
④プチギフトをなくす
ゲスト送迎のときに新郎新婦から手渡す、プチギフト。お菓子を配る方が多いと思います。
正直、今までの結婚式でいただいたプチギフト、食べずにそのまま賞味期限を迎える・・・ということがよくありました。
さらに式場から、コロナの感染対策で手渡し不可・ゲストに自分で取ってもらうようにしてください。と言われました。
実際、取り忘れるゲストも多いとのこと。
それならば、いっそのこといらないのでは・・・と思いなくすことにしました。
⑤ココナラ、メルカリをフル活用
映像関係ではプロフィールムービーはココナラで依頼しました。費用は1万円で自作より遥かによいクオリティーで作成してくれました。
オープニングムービーはインターネットで探した「MOVOX」という会社のムービーが、おしゃれでかっこよかったのでこちらに依頼しました。費用は約2.7万円でした。
式場に依頼すると2つで10万近くだったのでこちらもかなりの節約になりました。
当日の映像を記録するエンドロールムービーだけは式場にお願いしました。
一度しか使用しないブライダルインナーや、アクセサリーはメリカリで卒花さんからお安く譲っていただきました。
どの商品も短時間の使用なので、状態もよかったです。
メルカリ以外では、ハンドメイド作品を購入できるミンネも利用しました。
市販品にはないオリジナリティ溢れた素敵な作品が多く探すのも楽しかったです。
式場でレンタルしたり、新品を正規の値段で購入するより数万円の節約になります。
⑥グレードUPは基本的にしない
結婚式を挙げた多くの方から、最初の見積もりより金額が上がった!と聞いていました。
私達は招待人数が100名から70名に減ったこともあり、初期見積もりより100万円近く安くなりました。
打ち合わせを重ねてグレードUPや追加オプションで費用が上がりますが、私達は極力、基本のプラン内でお願いしました。
元々私は結婚前から結婚式への憧れもあり、コロナ前は豪華に!と考えていたのですが、コロナで一気に現実的になり見積もりを徹底的に見直しました。(これは本当に必要?と自問自答しました)
グレードUPをしなかったのは料理、照明、装花です。これら全て元々、他の式場より最低料金が高かったことと、内容を確認してグレードUPしなくても十分だと感じました。
今まで20回近くの結婚式に参加してきたこともあり、自分の判断には自信がありました。
装花も自分たちの周りの装花はさみしくならない程度に最低限にして、照明も派手な演出をやめ基本プランでオプションもつけませんでした。
実際にグレードUPしなくても十分で全く問題なかったです。むしろ豪華だったね!とゲストに言われたくらいでした。
これは選んだ式場が正解だったと思っています。会場選びが本当に重要だと思います。
結婚式を終えた今、結婚式の満足度は会場選びで8割決まるのではないかと思っています。
実際、いろんな式場に見学に行って、見積もりをもらい料理や装花などグレードUPしないとゲストにちょっとさみしい、ケチっている?という印象を与えてしまうのではないかと思う会場もありました。
私達の選んだ式場は国内でも有名なホテルのひとつだったので、その点は心配がありませんでした。
5件程度、式場見学に行き総合的に判断して、迷いなく決めることができたので設備やサービスの良さに自信がありました。
⑦引き出物の宅配サービスを利用(都民共済ブライダル)
当日、会場でお渡しする引き出物をゲスト宅へ直接お届けするサービス。
帰り道、荷物にならない・雨の心配もない・二次会なので取り違えもなくゲストにとってもハッピーなサービス♡
引き出物の宅配サービスを提供している会社はたくさんあります。(ピアリーやHYCCA、CHOWAウェディングなど・・・)
コロナで延期前は引き出物は式場にお願いする予定でしたが、延期で時間ができたことで改めて考え直し
新郎側ゲストが遠方から来る人が多く宅配サービスの方が良いのではと思い宅配サービスを調べることに。
その中でも1番お得に利用できたのが、都民共済ブライダルの「おうちにギフト」でした。
お届け日の3週間前までに、注文締切でコロナで直前の欠席があることを考慮してできるだけ注文確定日を遅らせたかったので到着日は結婚式の1週間後に設定しました。
私達はカタログギフト+2,200円で引き菓子・縁起物のセットを選びました。
カタログは、会社関係・友人・親族と贈り分けができます。
送料込みの価格で、カタログギフトが正規価格より割引され、グレードUPをしても負担にならないことがすごく魅力的でした☆
当日、帰りの時間には雨が降っていたので宅配にしてよかったと思いましたし、後日宅配で届いた友人からも届いたよ~!と連絡がきて嬉しかったです。
その他(コロナ対策など)
これはどこの式場でも行っている対策であると思いますが、ご紹介したいと思います。
- コロナ対策としては、飲食・写真撮影以外は基本的にマスク着用
- お酌は禁止
- 披露宴では10人がけの席をを半分以下の人数にする(パーテーションは無し)
- マスクやアルコール消毒の設置
- 受付で芳名帳の記入をなくす
結婚式を終えて、2週間が経ちゲストの体調確認をしましたが全員問題なく過ごせているようです。
ゲストを招待して結婚式を行う以上、感染リスクを0にするということは不可能ですが、式場側も感染者を出すことは絶対に避けたいこと。
対策については式場とよく相談してできることは、全てやっていただきました。
まとめ
今回はコロナ渦での結婚式で工夫したこと・節約したことについてまとめました。
コロナ渦での結婚式は考えることや悩むことが多いですが、私は結婚式を諦めなくて良かったと思っています。
コロナ前の結婚式と同じようにはできませんが、工夫次第で満足度が高く費用面も抑えることができます。
最後に、悩んでる花嫁さんに一言。
どんな状況でもおめでたいことには変わりありません。一生に一度の大切な日を思い切り楽しんで欲しいです。
悩んでいた日々も今は懐かしく感じていて、プレ花嫁期間をもっと楽しめばよかったとさえ思います。
今後、結婚式を控えているカップルのみなさんが無事に結婚式当日を迎え、素敵な一日を過ごせることを心から願っています。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました~!
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