今回は、保険診療で体外受精した採卵周期についての記事です。
参考までに現在の私の状況です。
- 妻34歳、夫27歳
- 不妊歴約2年、不妊治療歴1年
- 多嚢胞性卵巣症候群、慢性子宮内膜炎(治療済み)・子宮内ポリープあり
- タイミング法②、人工授精③を経て体外受精にステップアップ
初めて採卵をした感想は、注射が怖い・痛い・通院が多い・スケジュールが読めなくて困る・採卵はやっぱり痛い・辛い!
想像していた通り、それ以上に大変でした。でも、なんとか乗り越えることができました。
この記事は医療専門家ではない不妊治療中の筆者が書いています。実際に私が経験したこと・通院先の先生に言われたことを中心にまとめています。その点をご了承いただいた上で、参考にしていただければと思います。
保険診療での採卵スケジュール・費用・採卵の状況や感想などを経験者としてリアルに詳しく書いていますので、是非最後までお読みください。
採卵周期のスケジュール どのくらい通う?仕事しながらでもできる?
採卵周期の通院は、採卵日・結果説明を含めて6日でした。
体外受精にチャレンジするにあたり、私はフルタイム勤務なので、仕事との両立が心配でした。
残業がない定時上がりの為、ほとんど仕事後に通院していましたが、採卵日ともう1日の計2日は仕事をお休みしました。
幸い、私の職場は休みが取りやすく、オフィスワークで出張・外出・会議もないので休みをいつとっても基本的には問題ありません。
ただ、採卵周期に入る前に上司には不妊治療をしていて、急に休むこともあることや体調が悪くなる可能性もあると伝えました。
上司は、気にせず休みを取っていいからね、有休がなくなったらその時はまた相談してくださいとのことでした。
不妊治療をしていることを上司や同僚に話すことを迷われる方も多いと思いますが、私はいろいろ気にしてしまう性格なので、休みを取りやすくする為に伝えました。
伝えてよかったなと思いました。
①D2 6/17
生理がきて、すぐに予約を取りました。この日は診察と血液検査、エコー検査でした。
仕事帰りに行った為、卵を育てる為の自己注射の指導は明日来てくださいと言われ翌日もまた行くことになりました。
保険診療の為、お会計は5,090円
②D3 6/18
この日は診察とゴナールエフの自己注射指導でした。体外受精に入る前から自己注射にことは知っていたので、これが噂の・・・・という感じでした。これが人生初の自己注射だったので本当に怖かったです。自分にできるのかな?失敗したらどうしよう。と不安でした。
看護師さんはそんな不安な私をよそに、明るく、そして淡々と説明をしてくれました。
旦那さんも休みだったので一緒についてきてもらい、注射指導を一緒に受けました。
もし自分でできなかったら旦那さんにやってもらおうと考えましたが、結局すべて自分で行いました。
実際にその場で注射をしたのですが、ゴナールエフはペンタイプの注射で針先も短く、痛くありませんでした。
あ、これなら私にもできるかも・・・・不安な気持ちに光が指したような感じでした。
この日のお会計は7,590円
③D9 6/24
採血、エコー検査、診察、自己注射指導(ガニレスト)
この日は新たにガニレストという注射の指導がありました。ガニレストは排卵を抑制する為の注射です。
このガニレストはゴナールエフのようなペン型の注射ではなく、みるからに注射器!という感じでまたもや自分にできるか不安に襲われました。
針もゴナールエフより長く、これを自分のお腹に自分で刺すを思ったら恐怖でしかありませんでした。
この日は9:30の予約で、終わったのが17:30でした。
途中、外出して昼食を取りましたが、さすがに疲れて、本当に不妊治療が嫌になった日でした。
この日のお会計9,210円
④D12 6/27
血液検査、エコー検査、診察、自己注射指導
エコー検査では7~8個くらい卵が育っているようでたくさん取れるといいなと期待感が持てました。
この日、採卵日が決まりました。6/30か7/1かどちらか選べます。と言われ月末は仕事が忙しいので、7/1を選択しました。
この日のお会計は16,770円
⑤D16 7/1 ついに採卵日
この日は8:30に来院、院内採精の為、旦那さんも一緒でした。
初めての採卵で前日からかなり緊張していました。
採卵は局所麻酔で行ったのですが、やっぱり痛かったです。
終わって安静室に戻ってから同時に吐き気と腹痛が襲ってきました。
旦那さんもその場にいたのですが、私は控室に戻った瞬間「もう二度とやりたくない。」と言って泣き出してしまいました。
旦那さんもそんな私を見て、かなり辛かったようです。
少しして、看護師さんがお茶をお菓子を持ってきてくれました。朝食を抜いていたのと緊張から解放されて、すごく美味しく感じました。
その後培養士さんが来て、結果説明。
結果は2個・・・・・絶望感に襲われました。
え、こんな痛い思いしてたったの2個・・・再び涙があふれました。
この日のことは、私はこの先一生忘れないと思います。
その後、診察で先生からお話がありました。次回の採卵の話があがるほど先生の反応は微妙でした。
2個しかないので1つはふりかけ、もう1つは顕微授精を選択しました。
2個しかないのに、授精して胚盤胞になる可能性ってすごく低いんじゃないかと頭の中が不安と悲しみでいっぱいになりました。
お会計をして終了。金額は21,610円でした。意外に安く済みました。
CLをあとにしたのは、13時すぎでした。下腹部に痛みが残るものの、普通に歩ける状態でした。
⑥D23 7/8 結果説明
ドキドキの結果説明の日、結果は2個受精確認・凍結1個できました!
1つ目は5日の胚盤胞、グレードは4BA。
もう1つは4BCのグレードで、クリニックの凍結基準に満たさず、凍結できたのは4ABの1個だけでした。
保険診療だと、グレードが低い受精卵は妊娠率が低い為、グレードの良いものだけを凍結するようです。
理由は採卵し、凍結した受精卵をすべて移植してからでないと次の採卵ができないからだそうです。
2つしかないので、きっとだめだろうと思っていたのでひとまず安心しました。
この日のお会計は91,538円でした。採卵周期の通院の中で一番高かったです。
かかった費用 保険診療だと負担はどのくらい?
採卵周期は通院が6回でトータル151,808円でした。
加入していた民間医療保険の手術保険金90,000円がおりたため、自己負担は61,808円でした。
さらに保険診療の場合、高額医療費制度が使えるので所得に応じて一定額以下に留めることができます。
先進医療は対象となりませんので、その部分は全額自己負担です。
採卵個数や刺激法によっては金額が変わるのであくまで参考程度になるかと思います。
保険適用になるまでは、体外授精は高額な費用がかかるので躊躇していた部分があったのでこの金額でできてよかったと思います。
しかし、結果がでなければ意味がないんですけどね!
まとめ 初の採卵、正直な感想
採卵周期の通院回数は6回、会社を休んだのは2日、費用は150,808円でした。
採卵って痛い・怖い・辛いイメージが強かったのですが、終えてみて全くその通りでした。
採卵日までの注射は怖いし、とても面倒だし、他の予定も立てられないです。
採卵はものすごく怖かったし、痛かったです。
体外受精を経験された方、本当に尊敬します!!!という感じです。
私は、PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)なのでもっと採卵できると思っていたので、2個だけでショックでした。
先生に、「保険診療でなく、自由診療ならもっと採れましたか?」と聞いたら
「はい、結果が出なければ保険外診療も考えるのもよいと思います。」とのことでした。
保険診療だと使える薬やエコー検査の回数などに制限があり、難しいようです。
生理を2周期見送り、8月の後半に移植予定です。次回は移植についての記事を書きたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました~!
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